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先日,京都教育大学の桶谷守教授のいじめに関する講演を聞かせていただきました。桶谷先生は,京都の市立中学校で勤務された後,京都市教育委員会の生徒指導課で長年学校生活におけるいじめの問題に取り組んで来れれ,近年は大津市立中学校のいじめに関する第三者調査委員も務められたとのことです。生徒が,いじめによって自殺に至った具体的な事例を中心に,ラインによるいじめの問題や,ネット依存と生徒の心理傾向に関する統計資料等も見せていただき,改めてネット社会におけるいじめの深刻さ・執拗さ,青少年の未熟さゆえの残忍性について深く考えさせられる講演でした。

中でも一番印象に残ったのが,子供を見守るということは,子供のために「沢山心を使うこと」だという言葉でした。桶谷先生は,障害を持つお子さんが何かに取り組む時に,それを傍で見守るお母さんの脚の動きを例にあげられ,お母さんは,お子さんが一人でできるか心配でならない,けれども決して自分が手を出すのではなく,口を出すのでもなく,黙ってじっと子供の様子を見て,右に行ったり,左に行ったり,後ろから覗いたり,前に後ろにと脚が動いている,その様子から,お母さんが子供を心配する気持ち,応援する気持ちが心から伝わってくる,親が子供を見守るということはそういうことではないかと話されました。

近年は,私達弁護士のもとにも,いじめや不登校の問題に関する相談が寄せられるようになり,平成25年にはいじめ防止対策推進法が施行され,学校でもコンプライアンスの一環としてのいじめ防止対策が急務となっています。子供をいじめの加害者にしないためにも,被害者にしないためにも,また子供が見かけは大きくなっても,親というものは,常に子供のために心を使ってやらなければならないということを,忘れてはならないと思います。この大切なことを私自身が忘れないために,ブログに書いておこうと思います。

ゴールデン・ウィーク明け初めての仕事は、大学生に対するコンプライアンスの研修でした。学生生活に身近な犯罪の危険性を警告するとともに、なぜ法律を守らないといけないかという基本的な問題点に立ち返り、コンプライアンスの重要性を説明しました。昨年、当時の京都大学松本紘総長の書かれた「京都から大学を変える」という本を大変興味深く読みましたが、中でも印象に残っているのが、昨今では京都大学でも学生による刑事事件が問題となり、新入生ガイダンスの時にコンプライアンスについて学ぶ機会を設けているという話でした。パソコン、SNSの普及、危険ドラッグのような実質的に違法な薬物が手に入りやすくなったことなど、生活スタイルの変化により、学生が思いがけず重大な犯罪を犯してしまう危険性は非常に高まっています。このような現状も踏まえて、こんなことが犯罪になるの?こんな重い刑罰が定められているの?犯罪を犯したらどうなるの?という素朴な疑問に答え、犯罪を犯した場合のリスクについて、民事、刑事、学校、勤務先での懲戒手続も含め、概括的に話をしました。学生達は、みんな熱心に話を聞いてくれ、とりわけ弁護士1年生の時に沢山接した薬物事犯での経験や、ネット上に残る犯罪報道の履歴については、時にメモを取りながら、とても興味をもって聞いてくれました。このようなコンプライアンス教育は、実は大学生のみならず、小・中学生の頃から必要なものだと私は考えています。最近は、交通安全のみならず、薬物事犯についても、警察の方や専門家が学校で話をする機会が増えていると聞きます。私も、弁護士としての角度から、今後もコンプライアンスの研修を続けていきたいと思います。

近年、思いついた新しい企画を立ち上げて実行することをちょっとした目標にしています。その一つが、日本列島先端巡りの旅です。思えば日本列島は、海に囲まれた類まれな地形に恵まれており、その海岸線は、地球の歴史やその地の気候、海の性質までも肌で感じさせるもので、いくら見ていても飽きることがありません。一昨年は高知県の室戸岬、今年は白浜と海岸線をめぐっていますが、ゴールデン・ウィークには、京丹後市の間人(たいざ)に行ってきました。写真は、国道178号線から見える屏風岩、立岩と間人(はしうど)皇后・聖徳太子の母子像です。立岩は、さながら丹後のエアーズロックですね。一枚岩の迫力に圧倒されます。

ところで間人の地名の由来は、聖徳太子の母にあたる間人皇后が、曽我氏・物部氏の争いから逃れて、母子でこの町に避難し、お世話になったお礼に自分の名前を地名にと申出られたところ、恐れ多いと考えた地元の人達が、「間人」の地名の読みを、皇后の「退座」という言葉の音からとって「たいざ」と呼んだらしいです。母子像は平成になって建てられたもので、周囲にはキャンプの家族連れの姿が見られました。海水浴のシーズンは、たいそうな賑わいを見せるのでしょう。

話はちょっと飛びますが、弁護士の仕事は、「ベスト・シナリオ」と「ワースト・シナリオ」を常に念頭において、状況に応じたベストのシナリオを考えることにあります。そんなこともあって、もしかしたら先端に興味があるのかも知れません。先端を見極めることで何か発見があるはず、そんな思いも抱きながら、日本列島の先端巡りを続けていきたいと思います。

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[ 2015.05.04 ]

芝桜と町おこし

最近、仕事でもプライベートでも、町おこしや古民家再生というトピックに触れる機会が重なりました。仕事をしていると、同じ時期に同じ話題や地域のことを重なって取扱うことがしばしばあり、不思議な思いをすることがあります。そんな中、友人から、福知山市長尾町の芝桜が見ごろなので見に行かないかとの誘いを受けました。桜のシーズンが終わり少し寂しい思いをしていたところ、それは是非見てみたいと出かけてきました。これが芝桜です!新緑に映える鮮やかなローズ色の絨毯の美しさは、写真を見ていただけば何も語る必要はないですね。小さなバス停の様子から、のんびりとした回りの景色も思い描いていただけるのではないでしょうか。なんと地域の方々が、町おこしの一環で植えられたものが少しづつ話題となり、今では多くの人が遠くから見に来られているとのことでした。商業的でない、自然と地域を愛でる気持ちが伝わってきて、とても癒される時間でした。これからも小さな町おこしを探して、地方の活性化について考えてみたいと思います。

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[ 2015.02.15 ]

白浜再発見!

週末に白浜を訪れました。子供の頃に何度か家族と行った白浜ですが、2年ほど前に仕事で訪れたことをきっかけに、もう一度ゆっくり行ってみたいと思っていたところ、チャンスがめぐってきました。まずは千畳敷と三段壁で自然の力強さに圧倒され、白良浜で砂のまっ白さと遠浅の海の穏やかで美しい様子にしばし見入りました。大阪から約2時間でこんなに自然の美しさを堪能できるなんて、改めて驚きですね。

そして翌日、Zoo Maniaの私としては、アドベンチャー・ワールドにも足を延ばしてみました。ちょうど昨年12月にパンダの双子の赤ちゃんが生まれたばかりで、沢山の観光客で賑わっていましたが、アドベンチャー・ワールドは、Breeding Loanという、絶滅危惧種の保護と繁殖を目的としたパンダの貸付契約に基づいてパンダを飼育しているんですね。なんとその繁殖実績は、世界一ということです。法律家としては、契約の中身に大変興味がありましたが、とりあえず、生まれたパンダが中国に次々帰国してゆく根拠がわかりました。

それにしても約10年ぶりに訪れたアドベンチャー・ワールドは、施設の内容もスタッフのサービスも、すっかりグレードアップしていて驚きでした。1978年4月の開園以来、バブル経済の破たんやリーマン・ショック等を乗り越えて、45年以上にわたり沢山の家族を楽しませてきておられること、イルカショーのトレーナーを始め、沢山の若い人達に好きな仕事をできる場所を与えておられるところ、本当に素晴らしいと思いました。これからも少子高齢化というハードルを乗り越えて、子供たちが学生になっても、大人になっても、何度も訪れるような場所に成長していってほしいと思います。頑張れ、アドベンチャー・ワールド!千畳敷 三段壁 桜浜 15.02.15

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